宅建士を目指す方へ、試験本番での問題を解いていくコツをブログしていきます。

監修者:
宅建士を完全独学で合格した社会人。
まったくジャンルの違う社会人だが、2回目で合格。
電気工事士2種、毒劇物取扱者、潜水士、1級小型船舶、消防設備士等取得済み
もちろん大学なんて無縁の社会人。
■試験問題はマークシート4択一、2時間で50問を解く
試験問題は、基本的に
1.権利関係(主に民法) 問1~10
2.法令関係 問11~25
3.宅建業法 問26~44
4.統計等その他 問45~50
に分類されています。
※問の番号には受験年により多少の増減があります
勉強をしていくにつれて、苦手な分野と得意分野が理解できていくはずです。
一般的には、宅建業法→法令→権利関係の順で苦手になっていくはずです。
権利関係=民法です。みんな民法なんて嫌いです。
■本番試験は得意分野から解き始める
問題50問を解いていく順番を解説します。
問1から解いていってはダメです。民法が得意な方なら問題ありません。
120分の時間制限の中で、いかに余裕をもって解けなかった問題にたどり着くかを考えましょう。
約8割の受験生は「時間がなかった」「すべての問題をじっくり考える時間がなかった」と言うでしょう。
120分は短いのです。
宅建業法(問26~)解き始めましょう。宅建業法は、得点源になります。
時間がなくなる後半ではなく、前半から得点源を済ませてしまいましょう。
試験後半に、「得点源=落とせない」宅建業法を残してしまうと、時間制限との戦いになってしまい、あせった中での勝負になってしまいます。
あとから見直した時、解けたはずの問題も解けなかったとなってしまうでしょう。
120分の試験時間は短いという気持ちを持て!
●独学合格した試験問題の解き方の順番
宅建業法&その他(問26~50)→法令関係(問11~25)→権利(問1~10)
オススメの解答順です。問題文が長い権利関係は最後へ後回しましょう。
特に権利関係は、いくら勉強をしてようが初見の問題があるはずです。
「2問にはしぼれるのに」「いや!全然しぼんれんやん!」そんな問が多いんです。
悩む問題は、飛ばしましょう。解ける問から解くようにしましょう。
●合格点はいくつ?
年によって違ってくるのが宅建士試験です。例年35点前後が合格となっています。
過去38点からが合格という高得点の年もありました。
「1問に泣いた」という受験生も多いはずです。
分野別にそれぞれ何点以上というのはありません。あくまで全問題50問中35点前後以上とれば合格です。
●解き方のコツ
宅建業法は、得点源です。ここは落としたくありません。
普段の勉強も宅建業法を主に問題集を解いて解答をチェックを繰り返していきましょう。
解くのは問題集です。テキストを覚えるのではありません。
宅建業法で、18点以上の合格率を目指します。
後半、時間が足りなくなることを念頭にいれておきましょう。
2問までは絞れるのに!そんな声もよく聞きます。
宅建業法だけは、何が何でも普段の勉強をやり進めましょう。
それぞれの設問は問1から解き始め、答えがわかったら、最後まで読まず次の問題へいくこと
勉強の成果が発揮され、答えがわかったなら、次の問へいきましょう。
読まず飛ばした問2~4は最後の見直しで改めて確認すればいいのです。
最後に見直しの時間を、10分は作りましょう。
●5問免除とは?
問46~50の問題が免除され、この5問は合格とみなして採点される
5点免除のための登録講習を受講するには2つの条件を満たす必要があります。
ひとつは受講するときに宅地建物取引業に就いていること、もうひとつは「従業者証明書」を持っていることです。
派遣社員やアルバイトでも宅地建物取引業者で働いていれば、従業者証明書が発行されるので受講が可能です。
すでに宅地建物業をしている受験生でないと、免除はされません。また、免除申請を事前にする必要があり、20,000円程度必要になります。
とはいえ、免除が可能な方は免除されておきましょう。
この5問がすべて正解とみなされることはとても有利なことです。
■試験本番の持参物
・えんぴつ(B以上の濃さ)
・消しゴム(2つ以上)
・耳栓(※)
・水分
・上着(寒さ対策)
・受験票(これだけは必須!)
マークシート50問ですので、濃いめのえんぴつを持参しましょう。よく消える消しゴムも必須です。
落とした場合、試験官が拾ってくれますが、その時間がもったいない。
予備は必ず持参しましょう。
毎年10月試験となります。エアコンが聞きすぎて寒いことがよくあります。上着をオススメします。
耳栓は個人的に必須でした。
まわりの雑音をシャットアウトし、自分の空間をつくりだしましょう。
スマホやアップルウォッチは、回収袋が渡さるので電源を切って袋に入れ、試験が終了したら持ち帰ることになります。
あくまで、袋にいれて封をするだけで試験官に回収されるわけでありません。
■最後に
試験は、主に大学を借りて実施します。大学の教室で受験するわけですが、慣れていない方は「意外に狭い」と感じる方が多いです。
特に前後の席には、欠席しない限りとても近くに受験者がいます。
カンニングもあり得るでしょう。
カンニングでは合格は不可能です。
協力者でもいない限り不可能でしょう。
どうか、平素から自力をつけてください。
万一、不合格が続いても過ごした時間は必ずあなたの糧になるでしょう。
試験当日は、遅くとも開始30分前には、席につきましょう。
スタートにあせりは禁物です。
トイレも済ませておきましょう。
とにかく、どんな問題がでようと、あなたが解けないなら周りの受験生も同じです。
そうです。この気持ちこそを強く持っていて下さい。
何点とれば合格ではないのです。
◆本番で落ち着き、適度な緊張を感じるコツ
納得のいく下準備
これに尽きるでしょう・・・
受験は戦いです。
「情報・準備・慢心」
おろそかにせず、注意深く下準備を進めましょう。
おのずと、成功への導かれます。
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