近年、日本各地で歴史上目を見張る災害が発生しています。

監修者:
消防官であり、被災地での災害活動を経験し災害の恐ろしさ、強大さを目の当たりにする。
レスキュー隊として活動。防災士・2011東日本大震災災害派遣
- 阪神淡路大震災 1995 1/17
- 東日本大震災 2011 3/11
- 広島土砂災害 H26 8/20
- 鳥取中部地震 H28.10
- 西日本豪雨 H30 6月
- 北海道地震 H30 9/6 など・・・・・
「災害は忘れた頃にやってくる」
忘れなければやってこないのか?・・・
そんなことがあるはずがない・・・
忘れようと、あの災害を忘れてなかろうと、来る災害はくるでしょう
このことわざの意味は・・・
災害を忘れず、準備を怠らなければ被害は最小限に食い止めることができる
「物・心・体」の準備を忘れないで下さい
自分は大丈夫・・・この町に地震くるなら町は全滅さ、来るわけがない
希望的観測はやめましょう
私たちが身を守る上で、用意するものはそれほど多くはありません
だからこそ「自助・共助・公助」と言われる中で、まずは「自助」を強化していくことが命を守る第一歩といえるでしょう
・自助:自身の知識や用意物、自力により避難行動をとること
・共助:近所、知人、友人など周囲の協力により避難行動をとること。
・公助:公的機関(国、自治体、自衛隊、消防、警察など)を活用し避難行動をとること。 また、ライフライン、食料、衣服、住居、水などの生きていく上である程度必要なものを行政が提供してくるサービス。例)給水車、物資搬送など
●防災バックを準備(中身は3日分を用意)

災害発生から「72時間」が「命の時間」と言われています。それは、72時間は、公的補助が行き届かないということ。
72時間=生命のタイムライン!(瓦礫の下敷き、閉じ込めなどにより身動きがとれない状況下での生存可能時間) 行方不明者捜索において、公的機関の捜索は72時間をメドに活動します。(ただし、物的証拠を有し、確認がとれれば72時間は延長します。)
72時間が経過すれば、公的な補助が行き届き始めるということ。
・防災バックの中身はあなたの生活に3日分必要なものから順に選んでいく。
防災バックの中身はそれぞれの世代によって変わってきます。
ご老人が多いところは老人用のオムツや薬等、乳幼児がいらっしゃるご自宅はミルクやオムツ等。
それが防災バックの中身と捉えてもらって間違いありません。

防災には「モノとココロとカラダの準備」が必要です。
その一つである「モノ」の準備を今一度考えていきましょう。
・防災バックは購入する必要はなし
中身を用意すれば大丈夫。
バックなどの入れ物は、リュックサックなどのように背負えるものがいいでしょう。
季節によって、中身は変えるのがベストです。
冬なら防寒が必要です。
必ずいるものは、「水」です。
私の体験になりますが、被災地にて水がないのが一番困った過去があります。
中身は、その家庭、共に避難する方の日常に必要なものから入れていきましょう。 とにかく「3日間」を生きるためのモノが防災バックの中身と捉えてください。中身は、人それぞれ違うのです。
私は現在、公助の立場の仕事をしています。
被災地の現状も多少かもしれませんが知っているつもりです。
どうか、対岸の火事と思わず一人一人が防災を考えて欲しいです。
防災に関し、こんなときどうすれば?被災地の現状は?小さいな子供がいるんだけど・・・などそんな疑問がおありでしたら、アドバイスさせていただきます。
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