蛍光灯とLEDの消費電力量には差があり省エネに繋がります。
電気代が高騰し、物価高の現在には小さなことからコツコツとが重要でしょう。
LED | 蛍光灯 | 白熱電球 | |
消費電力 | 10W | 12W | 54W |
電気代(1年) ※プランにより相違あり | 約900円 | 1080円 | 4880円 |
寿命 | 約133ヵ月 | 約44ヵ月 | 約4.4ヵ月 |
デスクライト本体を買い換えたら、それなりに値段がします。
LEDライトのみを購入し取り替えていきましょう。
原則、この作業には第2種電気工事士以上が必要です
■蛍光灯電球をLEDに交換する考え方
・グロースタータ型
・ラピットスタータ型
・インバータ型
この3種類に蛍光灯は分けられます。どれにも安定器がついています。
LED電球に交換をするとき、白熱電球ならば、付け替えるだけです。それは白熱球には安定器がついていないからです
つまり、安定器をとってしまえば、蛍光灯も白熱球と同じです。
安定器・・・蛍光灯を点灯させるとき、点灯に必要な電圧を安定供給する機械
安定器を取り外してしまえば、電気配線の+(原則、黒配線)・-(原則、白配線)を「電源、スイッチ、電球」につないでやるだけです。
これをバイパス工事といいます

最近は、バイパス工事が必要なく、蛍光灯電球を交換するだけでいいタイプがあります
この場合は、安定器を取り除いていないので、安定器にも電力が流れています
交換するLEDのタイプが、既存の安定器に適合するのかしっかり確かめましょう
・安定器を取り除けば「節電対策が最もできている」
・安定期を取り除かず、LEDに交換するのみ「節電対策がまあまあできている」
・蛍光灯から出火するってほんと?

結論、出火します。原因は安定器の経年劣化からくることがほとんどです。みなさん蛍光灯が切れたら蛍光灯を交換されるはずです。安定器を交換と考える方はいないでしょう。
安定器の寿命は、10年程度です。10年経過すればほこりも蓄積し、経年劣化により配線被覆の劣化、接触部のゆるみ等が生じてきます。それらが出火原因に繋がるのです。
■交換するLEDとギボシ
1.コンパクトLED(電灯のみ)
2.ギボシ端子セット

■使用する工具
1.+ドライバー
2.電工ペンチ

■作業していきましょう
1.+ドライバーでカバーを外していきましょう

2.中身が見えてきました

安定器を取り除くことで安定器への余分な電力がカットされ、最も省エネに繋がると共に安定器からの出火を防止し、命・財産を守ることになるでしょう。
3.配線をつなぐ
電工ペンチでギボシ端子をカシめます。
細い配線ですからそれほど神経質にならなくても大丈夫ですが、絶縁はしっかりしましょう




4.カバーを付けて元に戻す

5年ほど経過しても問題なく使用できています。
■最後に
使用電圧に適合した端子を使用
使用したギボシ端子は100V(家庭コンセントは交流100V)対応はしてませんので、自己責任でお願いします。
理屈と工事方法は、デスクライトも天井に設置されているものも、蛍光灯であればすべて同じです。
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